2011-02-11

「テツノポップ」レビュー

※2011年2月13日0時に訂正した箇所があります。該当箇所は打消線で示してあります。

先日購入した塩塚博氏のアルバムCD「テツノポップ」のレビューです。個人的な感想であることをご留意ください。

ボーナス・トラック

必ずしも制作側の思いとは一致しないかもしれませんが、やはり多くの購入者にとって最も期待が大きかったのはこのJR-SHシリーズ全曲全音色でしょう。2005年発売のCD「JR東日本 駅発車メロディー・特急車内メロディー 音源集 〜山手線全駅+α〜」に収録された発車曲8種類以外は初のCD化です。今回のものは新録音であるため、その8種類についても厳密には異なります。

そう、今回のはマスタを録り直したものであるため、厳密にはマスタの段階で駅で使用されているものと異なります。駅で使用されているものと印象が違ってしまったのではないかと心配している方もいるかもしれません。この塩塚氏のブログ記事を読んで、私も少し心配しました。また、同じ疑問を塩塚氏のブログで質問した方もいました。しかし購入してみると、塩塚氏の回答のとおりであり、杞憂でした。



ついでに、私が2004年に収録した上越線大沢・塩沢の接近放送もアップしました。動画のコメントにも書きましたが、塩沢3番線の音声の2ターン目、トチりそうになって笑っていませんか……?





SHシリーズ ロング・バージョン

いずれも音色c(JR-SHn-3の音色)三鷹の「めだかの学校」などに使われている、音色c(JR-SHn-3の音色)をソフトにしたような音色(打消線以降2月13日0時訂正)だけが使われていて、パーカッションなどもありません。いずれも3分台の長さです。曲中に他のSHシリーズ発車曲や2007年以降に制作された塩塚氏のメロディらしき旋律も現れます。

短調となる部分もあり、後述する弦楽四重奏曲を発メロ音色にしたような感じです。


ボーカルやナレーション入りの曲

「テツノポップ」をおすすめするという趣旨から外れるので、多くを語りません。世間的に考えられている “鉄ヲタが喜びそうなモノ” を考察するには有用かもしれません。電車の走行音が入っていることなどは、私にとっては興醒めです。エアトレインはライブなら面白いのかもしれもせんが、CDで「ひゅーーーーん」とか聞かされると……焦ります。


弦楽四重奏曲 第一番「鉄道」

私にとって期待以上だったのがこれ。第1楽章ではSH1・SH7・SH2、第2楽章ではSH5(いずれも発車曲)がモチーフに用いられています。

これまでにも他のアーティストがJR-SHシリーズをカバーした楽曲はいくつかありました。しかし、やはりご本人によるカバーはJR-SHシリーズのリズムや緊張感を殺していないだけでなく、隠れていた優雅さをも引き出していて、秀逸だと思います。


「星の宮殿」「旅立ちのワルツ」

ブログでの塩塚氏の紹介のとおり、発車メロディ仕様の15秒ぐらいの曲です。2曲とも音色c、三鷹の「めだかの学校」などに使われている、音色cをソフトにしたような音色(打消線以降2月13日0時訂正)です。


繰り返しますが、ボーナス・トラックのJR-SHシリーズ全曲全音色は期待どおりです。それだけでも十分買いです。

2011-02-10

「テツノポップ」購入

第一報のときにこちらで紹介した「テツノポップ」を購入しました。発売から2週間経ちますがCDDBに登録されていなかったので、曲目リストをiTunesで作成して送信しておきました(本投稿の時点ではまだ利用できないようです)。

塩塚氏が1993年に制作した、いわゆるJR-SHシリーズについて、私は発車ベル使用状況での曲名(近郊地域k番)でしか覚えていなかったのですが、塩塚氏が付けた JR-SHn-m という曲名を最近ようやく覚えられました。これらの対応は、発車ベル使用状況の「アラカルト」の「GK製メロディー研究」にまとまっています。

だだし、音色(と音程)を表す枝番 -m の扱いは、「GK製メロディー研究」にははっきりと書かれていません。今回の「テツノポップ」発売に際して塩塚氏が見解を示すまで、枝番について正解が分からなかったためでしょう。

リンク先のブログ記事によると、今後は「テツノポップ」の曲目どおり、音色a(発車ベル使用状況での奇数番)を -1、音色c(発車ベル使用状況での偶数番)を -3 とするようです。

2005年に発売されたCD「JR東日本 駅発車メロディー・特急車内メロディー 音源集 〜山手線全駅+α〜」では、音色aとcのどちらか(曲によって異なる)が枝番なし、他方が -1 とされていました。「GK製メロディー研究」ではこれに基づき、枝番なしの音色の方に「JR発車メロディーSHn」を記述しているようです。しかしSH1は、2005年のCDには音色a(近郊地域25番)しか収録されず、そちらが枝番なしとなっていましたが、音色c(近郊地域26番)の方に記述されています。これは単なるミスなのでしょうか?

ところで、正式な曲名はいまだに微妙です。JASRACには「JR発車メロディーSH」で登録されていますが、「テツノポップ」では「JR発車メロディ」というグループの「JR-SHn-m」とされています。塩塚氏のブログ記事にどちらも書かれています。とりあえず、CDの曲目リストではジャケットに倣って「JR発車メロディ JR-SHn-m」としておきました。